こんにちは。
かねてより販売開始に向け準備を進めているキャンプ仕様の幌「ラクホロキャンプ」。
３月末には熊本県で先行お披露目をさせて頂いたのですがどの様な幌なのか気になっている方も多くおられると思います。今回はそんな新商品ラクホロキャンプについて徹底解説してみようと思います。
まず最初に、ラクホロキャンプを製作するに至った経緯になりますが、もともと当店で販売している商品「ラクホロマルシェ」がベースになっています。ラクホロマルシェは幌側面のフレームがフラップの様に開閉し、フレームを開くと日よけの様な形になるタイプの幌。
このラクホロマルシェは農家さんを初めとして、様々な業種の方に使って頂いていますが、中でも軽トラで旅をしながら荷台の中で寝泊まりするという、いわゆる車中泊として使用される方が何人もみえました。そんな車中泊として使用される方からご意見を伺う機会があり、頂いた意見が「側面に網戸を付けて欲しい！」というものでした。メッシュの網戸を設けることで風通しと採光が得られ、荷台の中で過ごすということがより快適になり、アウトドア仕様としての使い道を提案できるものになったものが新商品「ラクホロキャンプ」なのです。
側面にメッシュ加工が施されたラクホロキャンプ。他にはどんな機能が備わっているのでしょうか？順番に解説していきたいと思います。
・メッシュ加工している事で外観が大きく変わりました！
メッシュ加工をした側面部分の窓はデザイン性の面でも大きな役割を果たしています。メッシュをカバーする外幕は両側をファスナー、下側をマジックテープで止めています。本来は雨が入らない様にファスナー部分に帯を当てたりするのですが、ラクホロキャンプでは防水ファスナーを使用することで側面をスッキリしたデザインに仕上げています。
なお、写真ではイベント展示用にラクホロキャンプのロゴマークのシールを貼り付けていますが、実際に販売される商品には側面の大きなロゴは入りません。
また、側面の巻き上げ小窓と、側面フレームの下部にはそれぞれ黒いペケットを取り付けています。デザインとしての要素が大きいペケットになりますが、もちろんロープを通してタープを張るなど実際に使用する事も可能です。
さらにペケットに打たれているハトメ穴の金具は通常は金色の真鍮製ですがラクホロキャンプではブラックニッケルのハトメを使用することでより締まった印象を与えています。リアシートやその他部分のハトメも同様にブラックニッケル製になっています。
・側面上部にはハトメ付きの帯を配置
側面下部のペケットと同様にデザイン性においても大きな意味がありますが、側面の上部にはハトメ穴付きの帯を取り付けています。こちらは通常はマジックテープでパタパタしない様に固定されていますがもちろん使用することも可能です。こういった溶着で固定された帯というのは反対方向に引っ張ってしまうと、あっけなく剥がれてしまう為、引っ張る方向には制約があります。こちらの肩の帯は天井面に溶着をしている事により横向きに引っ張っても大丈夫なので、側面のフレームを締めた状態でも開けた状態でも横向きにタープを張ることが可能です。
側面帯からタープを張ることで荷台から広がるスペースをさらに広く取ることができるため、ソロキャンプだけでなくパートナーとの二人で過ごすスタイルや家族、グループでのシーンにも対応出来るようになるのが大きなメリットですね。
・雨天時などに効果を発揮！角度調整可能なロープも標準装備。
側面フレームをフルオープンにした状態で雨が降ってくると雨が天井側に向けて流れてくることでメッシュ部分から雨が侵入して来てしまいます。そんな時には長さ調整可能なロープをフックに掛ける事で側面フレームの角度調整をすることができ、雨を外側方向に流します。しっかりと角度をつけて雨を流さないとメッシュ部分に水が溜まってしまいますので、雨の流れ具合を確認しながら角度を調整して頂くのが良いと思います。また、雨天時以外でも日差しの入り具合を調整したり、外からの視界を遮断する目的でも角度調整の機能が役立ちます。普段はフルオープンで解放感を持たせ、必要に応じてフレームの角度を調整してみて下さい。
ラクホロキャンプでは側面のメッシュ加工だけでなくフレーム側にも嬉しい細工を施しています。これらの機能についても紹介していきます。
・天井フック
まず１つ目が、天井の両サイド（片側３か所づつ）合計６か所に配置されたフックです。こちらのフックはランタンやハンガーなど色々なものをぶら下げるのに使えるほか、前後、左右、斜めにロープを張って天井部分全体を物を引っ掛けられるアレンジも出来るなど自由に使って頂けます。また、フックは重力でプラプラしているものでは無く、使用しない時は横向きにしておくことが出来るため、邪魔にならないのがいいんです。
・ネジ穴加工
続いて２つめは前後の柱に自由に使えるネジ穴加工を施したところです。こちらのネジ穴は前後左右それぞれの柱に各２か所づつ（合計８か所）のネジ穴加工がしており、フックは付属しておりません。使用しなければ全く邪魔にならず、M８サイズ（ネジピッチは１．２５です）のボルトであれば様々なものを探して取り付けられるため、色々と想像が膨らみます。あなたならどんな使い方を考えますか？
・ポール穴
３つ目は側面フレームの先端の前後にタープポールを差し込める穴を加工している部分。側面のフレームを開いて肩の帯ではなく先端部分からタープを張る場合、側面フレームをしっかり保持するのに役立ちます。タープポールは固定の長さのものでは無く地面の凹凸の状況に合わせて長さを変えられるタイプのものが市販されておりますので、そちらをご使用頂くことをお勧めしますが、固定式のタープポールでも少し短いサイズのものを差し込み、側面フレームを下に押さえつける様にしてタープを張れば手持ちの物でも使用することが出来ますね。
フレームに施された仕掛けを３つ紹介させて頂きましたが、これらは全てラクホロキャンプには標準装備されており、どの機能についても、使用しないのであれば全く邪魔にならないのが嬉しい所です。必要に応じて使えるこれらの加工はキャンプシーンでの様々な使い方に対応しながら、どんな風に使うのかワクワクするものになっています。
これまで、ラクホロキャンプに搭載される標準仕様の装備のお話をさせて頂きましたが、さらに使い勝手や快適性をアップさせるオプション設定となる機能も複数準備していく予定です。現状で設定を予定しているものをご紹介させて頂きます。
・天井ペケット
側面スソのペケットと方の帯に加工されたハトメ穴以外に天井にもペケットを追加することが可能です。肩の帯からタープを張る場合には車両の外側方向に向けて張る必要があります。仮に逆向きに引っ張ってしまうと帯が剝がれてしまうため、屋根全体をタープで覆うような張り方をしたいという場合に使えるのがこちらの天井ペケットです。通常よく見る三角の形のペケットに工夫を加え、真後ろに向けた方向から斜め前向きの方向まで、三角形のペケットよりも引っ張れる角度が広範囲になっているのが特徴です。このペケットを天井の四隅に取り付けるオプションとなっています。
・メッシュパネル＆棚板
後付けが可能なメッシュパネルを前面に取り付け、上部には小物が置ける棚板が追加されるオプションを付ければ荷台上部のデッドスペースを有効に使える他、様々なものをメッシュパネルに吊るして楽しめます。是非ともあなただけの空間を完成させて下さい！収納力だけでなく見た目のデザイン性も◎なワイヤーメッシュ。上部のみ、下部のみでも選択が可能なオプションです。
・天井＆側面プラパール張り
プラパールとは、プラダンの様なイメージですが正確には中空部分がプチプチ状になったプラスチック製のボードで、天井側面には５mm厚のプラパールをフレームにピッタリのサイズでご用意します。天井にボードを張る事で断熱性の向上だけでなく、雨のたまりも軽減することが出来るほか、側面部分のボードは空力性能の向上にも効果があるため、高速時の安定性も良くなることがメリットです。もちろんホームセンターのプラダンをご自身でカットして使って頂く事も可能ですが、側面の部分に関してはつなぎ目が入ってしまいます。そこもプラパールなら１枚ものでご用意できるのが大きな違いですが（天井部分は左右の２分割になります）、ボード自体の耐久性もやはりプラパールに軍配が上がります。
※床材用にもプラパール（こちらは９mm厚）のオプションを設定予定ですがこちらは対応する車種が限定されます。
・ルーフキャリア
より多くの荷物を載せたいと思った時に役に立つのが天井上に荷物を積載できるようになるルーフキャリアです。ご要望が多く需要のあるオプションだと思いますが、現在の形は試作途中のものになっています。もう少しデザイン性や実用性を考慮し正式にオプションとして設定して参りますのでこちらに関してはもうしばらくお待ち下さいませ。
さて、ここまでラクホロキャンプの機能やオプションについて詳しく解説してきましたがいつから注文を受け付けてくれるの？早く実物が見たいというお声も多く頂いておりますが、来たる５月１８日（土）、１９日（日）の２日間。愛知県常滑市（中部国際空港セントレアすぐそば）の国際展示場、Aichi Sky Expo（愛知スカイエキスポ）で行われるアウトドアイベントField Style（フィールドスタイル）にラクホロキャンプを展示させて頂きます。
このタイミングに合わせてホームページでの販売も準備が出来ればと考えておりますが、実際に会場にお越しいただいたお客様が一番早く、一番お得にご購入頂けるキャンペーンも行う予定です。
是非とも会場にお越し頂き、ラクホロキャンプを直接見て触って頂ければと思います。
追加で情報がありましたら随時ホームページやＳＮＳで発信して参りますのでフォロー＆チェック頂ければと思います。
X ： 軽トラ幌のラクホロ 𝕏 🚚（@rakuhoro）さん / X (twitter.com)
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どうもありがとうございました。
軽トラ幌専門店ラクホロのウェブサイトへようこそ。軽トラ幌に情熱を注ぐ40代、2児の父です。当社の製品があなたの日々の作業の助けになれば幸いです。どうぞごゆっくりご覧下さい。
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