2024.01.26   ブログ

軽トラックの製造メーカーと車種について

こんにちは。

軽トラ幌専門店ラクホロでは、様々な車種に対応した幌を販売していますが
今回は各メーカーが製造してきた軽トラックについての話をしてみたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

1、ボディサイズの旧規格と新規格について。

 これは軽トラックに限った話ではなく、軽自動車全体の規格の話になるのですが 軽自動車と定義される車のサイズは過去に何度か変更されており、古い時代の軽自動車ほどサイズが小さくなっています。現在のサイズになったのは1998年10月で、一般的にはそれ以前の車両を旧規格、それ以降を新規格と呼んでいます。
 旧規格では全長3.3m、幅1.4m、高さ2.0mであるのに対し
 新規格では全長3.4m、幅1.48m、高さ2.0mとなっています。

当店の商品で旧規格に対応しているのはラクホロバー、ラクホロミニ、ラクホロの3商品でこれらのフレームは前後に伸縮して車両に取り付けるため、全長の短い旧規格の車両にも取り付けが可能です。シートのサイズは変わらない為、旧規格の車両に取り付けるとシートがアオリにかかる部分が多くなります。
ラクホロウイング、ラクホロマルシェ、ラクホロシェードなどではフレームを新規格の車両のサイズに合わせて設計している為、旧規格の車両には取り付けすることができません。

旧規格のハイゼットと新規格のハイゼット

2、新規格の軽トラック

規格の変更があったことにより、各メーカーは1999年にそれぞれモデルチェンジを行い新規格に適合したボディサイズの軽トラックとなりそれ以降は大きなボディサイズの変更がなく現在に至ります。
1999年時点ではダイハツ(ハイゼット)、スズキ(キャリイ)、ホンダ(アクティ)、三菱(ミニキャブ)、スバル(サンバー)の5メーカーが軽トラックを製造していました。

3、OEM生産による車種の減少

当店のラクホロウイング、ラクホロマルシェは上記の5車種には全て適合しており、特殊仕様を除けば新規格の車種全てに取り付けが可能ですが、一部車種年式には対応していないものがあります。フレームは車種ごとに形状が異なっているため、車種を乗り替えた際には適合しなくなってしまいますのでご注意が必要です。

1999年時点では5つのメーカーの軽トラックが販売されていたのですがその後OEM生産による統合が進み、2012年4月にスバルがダイハツのOEMに。2014年2月には三菱がスズキOEM生産となり、2021年4月にはホンダが軽トラックの生産から撤退した事により、ついに軽トラックの製造メーカーはスズキとダイハツの2社のみとなりました。

現在の各メーカーにおける軽トラックの新車販売はダイハツ(ハイゼット)と、そのOEMとしてトヨタ(ピクシス)、スバル(サンバー)スズキ(キャリイ)と、そのOEMとしてマツダ(スクラム)、日産(クリッパー)、三菱(ミニキャブ)と軽トラックの製造から撤退したホンダを除く7つのメーカーが軽トラックを販売していますが生産は2社のみという状況になっています。

軽トラック用の幌を製造している当店としては、車種の適合に関してはメーカーが減ったことによって対応がしやすくはなったと思うのですが、ホンダの軽トラック撤退や農道のポルシェと呼ばれ評価の高かったスバルサンバーの自社生産終了など残念に思われる点も大きく、多くのメーカーがしのぎを削っていた時代が良かったな~とも思ってしまうものです。

農道のポルシェ、スバルサンバートラック

商品の適合についても触れながらお話しさせて頂きましたが、旧規格の車両に関しては未確認な部分が多くご検討の際にはお気軽にお問い合わせを頂ければと思います。また新規格の車両についてはある程度の知見がございますのでこちらも安心してお問い合わせを頂ければと思います。

ご拝読どうもありがとうございました。

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