2024.01.31   ブログ

ラクホロのフレームについて

こんにちは、店長の安田です。今回は軽トラ用楽らく幌シート「ラクホロ」の骨組み(フレーム)の事をメインに話していきたいと思います。

■ラクホロができた理由

ラクホロは当店で一番最初に商品化されたモデルで、その名の通り使って「楽」な幌であるように名付けました。

本来はラクホロウイングを最初に商品化するために試作を進めていたのですが、近所の農家さんに意見を聞いたところ、ラクホロウイングでは大きな荷物を積む時に幌が邪魔になるし、価格的にもここまでの物はいらないというご意見をもとに取り外しがしやすく、それでいてシートの開閉も簡単なものというコンセプトで製作されました。

シンプルで難しい点も少なかった為、結果として先に開発を進めていたラクホロウイングよりも先に完成してモニター販売から始める事になりました。

モニターさんに使って頂いた意見も概ね良好だった結果を受け、実用新案権も取得してそのまま正式な販売へと切り替えていきました。

■ラクホロのフレームの特徴

さて、そのラクホロのフレームの特長ですが荷台の前後方向に3本のパイプが伸びています。車両の最後部でパイプが曲がりアオリの上に乗っかります。

販売当初は19mmの丸パイプで作られていましたが現在は同じく19mmの角パイプに変更されています。パイプの外径と肉厚はそのままですので雪などによる上からの加重に対する強度は向上しています。このフレームは9つのパーツから構成されており、付属のネジを締めながら組み上げていくと前側と後ろ側の2つになります。

この2つのフレームが前後に伸縮し、荷台の上で突っ張るように固定することでがたつきが無く設置することができます。各メーカーにより荷台サイズは若干の違いがありますが、フレームが伸縮することによってどのメーカーの車両にも対応しており、全長の短い旧規格の車両にも取り付けることができますので、適合範囲がとても広いものになっています。

ハイゼットジャンボやスーパーキャリイといった更に全長の短い車両にもフレームは対応しておりますが、シートは通常用途は別の短いものを用意してやる必要があります。

シートをかけてみると車両の外側と後方にかけて緩やかな傾斜ができる為、雨もほとんどたまらないのが大きな特徴です。それからもう一点の大きなポイントとしてはシートには帯が付いており、ロープでシートの帯とフレームを固定しており、シートがずれないのでとても楽に開閉ができることが挙げられます。シートとフレームが固定できずに離れてしまう使い方を想定するとシートはかけるたびに畳んだりすると思いますが、畳んであるシートを広げて裏表、前後左右の向きを確認して荷台にかけるのは簡単な様でやってみるとなかなか手間のかかる作業なんです。

■ラクホロは取り外しも簡単!

そして、ラクホロ最後のメリット。それは取り外しも簡単にできる事!

ラクホロのフレームはボルトなどでフレームに固定している訳ではなく、簡単に言うと突っ張り棒の様にしてがたつきを無くして荷台に載せている状態になっています。中央の蝶ねじを緩めると前後に突っ張ったテンションが開放され、フレームをそっと持ち上げるだけで取り外せてしまいます。シートのゴムを外してフレームを持ち上げるまで1分足らずで出来てしまいます。

このようにシンプルでありながら非常に使い勝手のいい幌。それがラクホロなんです。

普段積まれる荷物がそれ程大きくない方。たまに大きな荷物や長尺物を積むため固定式の幌だと邪魔になってしまう方。そんな方におすすめなのがラクホロです。

どうもありがとうございました!

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